ラスベガスの「はの」です。
アメリカから日本へ帰省する度に感じる日本の良さ。
職場では日本出張や旅行から帰ってきた同僚上司から日本にいた頃には気が付かなかった良さを教えてくれてたりと、改めて日本の良さや素晴らしさを感じます。
親元から離れ一人暮らしを始めた時に初めて親の有難さが分かるように、海外に出て初めて気が付く日本の文化や習慣。
こちらの記事では海外に行って分かった日本の良さや海外の人が日本のどこに魅力を感じているかを
自分なりの視点で書いてみたいと思います。
そんな私はアメリカ・ラスベガス在住18年。
それでは早速始めていきましょう!
食べ物
日本の良さナンバー1は何といっても食べ物です。
特にレストランやコンビニで食べる食事はクオリティーが高くて安い!
日本各地のどのお店に入ってもハズレに当たることはほぼ無いと言っても過言ではありません。
アメリカ現地の人は日本食と言えば未だに寿司やラーメンを想像している人が多いですが、食べ物系YoutuberのMark Wiensさん等に影響された人は、
「日本食って焼き鳥、カレー、そば、とんかつ、たこ焼き、お好み焼き、懐石などもあるのか!」
とそれがきっかで日本の食事や文化に興味を持った人も多いと思います。
日本ではコンビニのサンドイッチやおにぎりでさえ涙が出そうなほど美味しく感動します。
大自然
私は幼少期に福岡県宗像市という福岡市と北九市のちょうど中間あたりにある街で育ち、大学生になってからは親元を離れて熊本県の阿蘇山で過ごしました。
阿蘇には宗像市にはないような大自然があり
例えば、
・四季折々の山の変化
・山の麓から雲が沸く瞬間
・子牛の鳴く声
・機関車の音
・夜空いっぱいに広がる星の数
このような自然を日常的に感じることができ、友人と阿蘇の山頂付近にある草千里へ行き夜景を眺めたり、秋口には星が一切見えない曇り空の日に草千里へ行くとそこにまるで海の上に浮かぶ島々をみているような風景が広がっていました。
その当時はそれを雲海と呼ぶことを知らずに「雲の上に島が浮かんでいるみたいだね!」と一緒にいった友人と盛り上がったものです。
先日ラスベガスで夜6時の地元のニュースを見ていると、アナウンサーが
「今日は日本から素晴らしい風景が入ってきました。雲海です。」
とそこに出ていたのは、なんと熊本県阿蘇山から見える雲海。
「Asoってあの熊本県の阿蘇?」
とテレビをまじまじと見るとそれはまぎれもなく草千里から見える雲海。
今のアメリカのニュースで取り上げられる日本の情報は大自然。
そしてアメリカ東海岸に住む甥っ子が今年初めて一人で日本へ行った時に
「ユーは何しに日本へ?」と尋ねてみると優先順位は桜でした。
日本の桜を見たい人は甥っ子だけに限らず、職場のマネージャーさんはフィリピン出張の後に日本に5日間滞在し桜を見るツアーに参加したそうで、それは素晴らしかったと喜んでいました。
日本で暮らしていた頃は身近な自然は当たり前でその価値はあまり感じていませんでしたが、外国の方々はコレを観に日本へ行きたいのです。
日本には四季折々の景色がありその中には人々の暮らしや文化が共存しています。
ゴミ
掃除の文化
ラスベガスのホテルで働いた時にインドから移民してきた旅行好きな同僚女性(40代後半)が
「日本に行ってびっくりしたコト!」
を朝礼で発表してくれました。内容は、、、
「日本に行ったらみんなびっくりすると思うけど、道端にはゴミが一つも落ちてないんだよ。朝早くから清掃の車が掃除していて、地元の人達が自ら道端を掃除してるの。凄いでしょ!どこに行っても綺麗よ、トイレも清潔で綺麗だったわよ。」
その場にいた上司や同僚は口を揃えて
「へー、日本ってそんなに綺麗な国なんだね。掃除が好きな国なのかな、行って見たいね!」
と彼女の興奮した様子を見て、自分達の国とは全然違うと話をしていました。
日本にゴミが落ちてない話は彼女だけでなくアメリカ人からもよく聞きます。
このゴミに関するコトは日本で暮らしていた頃は全く気が付きませんでしたが、帰省する度にいかに日本が綺麗な国かというコトや
公共トイレの便座にウォシュレットが付いている国は日本だけじゃないのかなと思うほど掃除が行き届いて感心します。
安全
日本に帰省した時夜10時頃に高校生くらいの女の子が一人で夜道を歩いていたり、昼間に小学生が一人で電車に乗って学校に通っている姿を見ると他人事ながら心配してしまいます。
極端な例かもしれませんが、アメリカで生活する中で身近な人が仕事の帰りに強盗にあい顔面を殴られて犯罪者からお金を取られたり、
レストランで食事をした後に見知らぬ人が付いてきて銃を突きつけられ持っているものを全て奪われたりという話を本人から聞くと、
安全はお金や時間を掛けても守らなければいけないと感じています。
アメリカの職場で仕事をしていると近所から
「バン、バン、バン」
と銃声が聞こえ、その後は救急車や消防車が次々に到着し、道路は通行止めになりそうこうしていると武装したSWATチームが到着、まるでアメリカの刑事ドラマでも見ているかのような光景でした。
上司からは
「窓際の人は窓に近づかないで!銃弾が飛んでくるかもしれない!」
と仕事どころではなくなり、みんながどうしたらいいのかパニック状態。
後日会社のHRからは
「Run Hide Fight」
という拳銃を持った人に遭遇した時の対処法なるビデオが送られてきて、このような場面に遭遇したらこういう行動をとりましょうと教えて下さいました。
日本から帰ってきたアメリカ人が口を揃えて言うことは、
拳銃で撃たれる心配がなく「安全」に旅ができて、夜でも子供達が遊んでいる安全な国。
日本ではいつもそばにあって当たり前のモノ「安全」。
色々な国を旅すると初めて分かる日本がいかに安全かというコト。それと同時にその安全を海外で期待してはいけないということも。
まとめ
今回は海外に出て初めて分かった日本の良さについてご紹介させて頂きました。
いつもそばにあって当たり前のモノはそれを価値としては感じられませんが、一度海外へ出ると日本には本当に素晴らしいモノがあるということに気が付かされます。
また最近つくづく感じるコトは日本で教育を受けさせて頂き、日本のパスポートでほぼどちらの国へも旅行するコトができます。
それが叶わない国もあるというコトを海外で暮らして初めて知りました。
以上です。