
ラスベガスの「はの」です。
毎年1月、ラスベガスで開催される世界最大級のコンベンションCES。テクノロジー関連の見本市です。
今年は2026年1月6日~9日に開催されました。

(CESラスベガス初日の様子)
今年の来場者数は、約14万人以上と言われており、約1,000社以上のスタートアップ企業を含め、世界各国から4,100社以上の企業が集結。

(Hisense AI Robot)
今話題のAIを使ったロボット、車両、医療技術、家電、美容、車両、ドローン等々、普段私達が使っているアイテムから、大きなものでは農業用のトラクターまで、ありとあらゆる製品が展示されていました。

(JOHN DEERE社)
CESは、テクノロジー業界内のイベントで、一般には公開はされていないものの、来場者は、テクノロジー関係で働く人、製品を買い付けるバイヤー、投資家、政府関係者、学生、インフルエンサー、コンテンツクリエーターという様々な枠で参加することができます。

ここでは、実際に商談も行われていますので、
「この4日間で世界中の人と会い、商談まで進む可能性がある大きなイベント」
として、世界から注目されています。

(熊本 Hello Space社)
そもそも、このCESは、Consumer Electronics Showの頭文字をとっていて、以前は主に家電の見本市という位置づけでしたが、最近では家電以外にその幅を広げています。

(福島 SPACEONE Fukushima社)
近年では、CESは日本でもテレビやネットで取り上げられる機会が多くなりましたので、
「ラスベガスで大きなコンベンションが開催されているのをネットで観たことはあるけど、実際にCESって何が展示してあるの?」

と、疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
そこでこちらの記事では、
CESに興味がある
テレビやネットで観たことがある
イベントの様子を簡単に知りたい
これまでCESに参加したことがなく、友達・旦那さん・奥さん・会社の人が毎年行っているCESに興味がある方に向けて、書いてみたいと思います。
そんな私はラスベガス在住20年以上、CESへの参加は今回で15年目になります。
それでは、早速始めて行きましょう!
(目次をクリックすると、ご興味のある所だけを読むことができます。)
世界の大企業が集結!Central Hall

CESのメイン会場になっているのがCentral Hall。
こちらでは、私達の身の回りにあるような家電を中心に、生活に欠かせないような製品の展示あり、世界最大手の製品は、ほぼこちらに集結しています。

(2026年CES初日の開場前の様子)
例えば、テレビ、洗濯機、照明、ゲーム、マッサージチェアー、キッチン用品、セキュリティーシステム、ゲーム、撮影機器などに加え、
それを影で支えるようなデーターセンターのシステム、AIに関わるような事業、物流センターのデータシステムなどです。
それでは、早速会場内へ入ってみましょう!

毎年、会場の一番目立つ所に巨大なブースを構えるのは、韓国のLG Electronics社です。

(紙のようなWallpaper TV)
テレビの薄さが、約9.1mmというその名もWallpaper TVが再登場です。OLED evo W6と呼ばれる薄型のテレビは、既にアメリカでは販売が始まっているようで、このテレビを真横からみると、名前の通り紙のようにに薄かったです。
しかも、Wirelessなのでテレビの裏側でコードが絡まってごちゃごちゃにならず、すっきりしている!のがいい。
次に、人だかりができていたので覗き込んで見てみると、、、
LG AI Homeでした。

(LG AI Homeのデモンストレーション)
LG AI Homeとは、これまでは人がアプリやパネルを操作して、家の温度調節や聴きたい音楽の選曲を行っていましたが、こちらの製品に付いているセンサーやカメラを使うことによって、自動的に温度調節や選曲をその日の家族の状況に応じて自動的に行ってくれるそうです。
Meet LG CLOiD, an AI home robot built on Affectionate Intelligence.
From kitchen to laundry to living space, CLOiD connects your home through LG ThinQ—quietly supporting comfort, care, and everyday life.
*Specifications may vary #LGCES2026 #LifesGood #InnovationInTuneWithYou pic.twitter.com/cru8JUnEgi
— LG Electronics (@LGUS) January 8, 2026
また家庭用ロボットのLG CLOiDは、このAI Homeとセットで家事を手伝ってくれ、近い将来、ロボットが家の中にいるのが当たり前の世の中になるのかもしれません。

Life’s Good!
という言葉の通り、AI Homeが私たちの生活に与える影響は大きいのでは、、、と思ってしまいます。
次は、毎年長蛇の列になっているPanasonicの展示へ。

人数制限を設けているので、時間帯によっては列になっていますが、展示場に入る前からアトラクションに並ぶあのワクワク感があります。

こちらでは、窓で発電するという「ペロブスカイト太陽電池」の展示が行われており、これまでの大きな太陽電池とは違って、ビルの窓などに貼れる軽くて薄いパネルだそう。

一般的に、電機は電力会社から買うのが当たり前ですが、将来は家の窓ガラスに付けて、そこから発電し電気を使うという未来がくるような(既にきている?)展示でした。

次のブースに進んで行きましょう!
Central Hallでは、AFEELA Sony Honda Mobilityの展示へ。

ソニー社とホンダ社が共同で設立したEV(電気自動車)のブランド。
ソニーがセンサー・エンターテインメント・AIなどの技術を開発して、ホンダは車両設計と製造を担当しているそうです。毎年、こちらの展示会場には年齢を問わず多くのお客様で賑わっています!

こちらの車は、AFEELA Prototype 2026最新のSUVの車です。高級感があっていいですね。
アメリカで人気のSUV仕様にデザインされ、2028年から販売が始まるとか。

最近、ラスベガスでも自動車メーカーの電気自動車に乗っている人をよく見かけますので、AFEELAを待っている方もいらっしゃると思います。
このシンプルなデザインが何ともいいです。

2026年から北米で納車が始まるAFEELA 1も展示されていました。

こちらのブースは、注目度が高いようで、来場者の方々で賑わっていました。
Central Hallの会場では、世界を代表する企業が集まり、その圧倒的な製品の技術・性能・デザイン性など、
「数年後は、一般のご家庭でも使い始める未来がくるのだろうな~」
と、想像することができました。
そんな余韻を残しながら、メイン会場を後にシャトルバスでベネチアンホテルへ移動です。

製品やサービスの思いが詰まったVenetian会場

ベネチアン会場とCentral Hallの大きな違いは、実際に製品を0から作ったエンジニアチームの方々や、その会社の代表者さんがブースに立ち、
どのような思いでこの製品を作ったかを説明してくださいますので、その製品に対する思いが詰まっています。

(AIマッサージチェアーIrest)
まずはフランスのパビリオンへやってきました。

フランスといえば、食べ物を想像してしまいますが、その食とテクノロジーを組み合わせたAllergen Alertという製品の展示がありました。食べる前にアレルギーを探知するAI製品だそうです。(写真を撮り損ねてしまいました)
そのお隣はイタリア。

こちらでは、オープニングセレモニーが開かれたようで、関係者の方々とお客様が商談している様子。
そしてイスラエル。

こちらにもAIを使った製品が軒を連ねていました。このようにデスクが並べられており、来場者の方々に熱心に説明されていました。
他にも、アメリカ・カナダ・韓国・中国・インド・ヨーロッパの国々・オーストラリアなど、各国の展示がココに集まっていました!

さらに進むと、日本の企業さんの展示に辿り着きました!

今年は、JETROのJ-Starupと、Japan Techの展示(2か所)です。先ず初めにやってきたのは、Japan Techのパビリオン。

(Living Robot Inc.)
こちらでは、ちょうどMechatroMate Q (Qちゃん)のプレゼンテーションテーションが開かれていました。
こちらの製品は、家の中での家族の見守りや、話し相手にもなってくれるそうで、日本で暮らしている高齢の親が電話に出ない時は(よくあるのよ)、自宅に同居しているQちゃんに電話を掛けると、家の様子を教えてくれるとか。
プレゼンを見た後に向かったのは、福島からSPACEONE Fukushima社。

(SPACEONE Fukushima社)
こちらでは、ARIVIAという水の上で自立型に動く水上ドローンを紹介されていらっしゃいました。

(ARIVIA)
丸いボールの中には、LEDのライトや噴水、GPS、音響システムなどが入っており、水上のエンターティメントとして親しまれているそうです。また、昨年からアップデートされて香りを出すこともできるそうです。

(CES Innovation Awards受賞)
尚、こちらのARIVIAは、2026年のCES Innovation Awardsを受賞されており、CES Innocation Awards 2026の特別会場にも展示されていました。


実際に動いている所は、Youtubeで観る事ができるということで、動画を見るとよりイメージがわいてきました。
そして、ARIVIAを後にして、お隣にあったGtie Institute of Science Tokyoさんの展示へ。こちらでは、iFeel Haptic Deviceの紹介。

(Institute of Science Tokyoさん)
こちらの製品は、実際にその場にいなくても遠隔操作で機械を操縦でき、自分の手の動きがそのままロボットの動きになるそうです。
これまでの難しいボタンやレバーの操縦技術を覚える必要がなくなり、遠隔操作をしているのにも関わらず、実際にそこで操縦しているかのように直感的に動かすことができるとか。

初心者でも複雑な操縦技術がなくても、正確にモノを動かしたりすることができ、色々な産業用のロボットや乗り物(例えば重機やドローン)に対応可能だそうです。
最後に立ち寄ったのPoketomo Tech。
SHARP社の製品です。

テーブルの上をよく見ると、犬のような動物がお喋りしている様子があり、「これは何だろう??」と思いながら近づいてみると、手のひらサイズのPoketomoを持った担当者さんが説明して下さいました。
Poketomoは、AIを搭載した会話型ロボットで、ただ喋るだけではなくて、飼い主さんの会話の情報をしっかり覚えて、話せば話すほど飼い主さん好みのコミュニケーションがとれるようになるとのこと。

また口の所に、カメラがついているので、これを使う人に会わせた会話ができるそうで。
手の平サイズなので、どこにでも連れていくことができ、若い世代には人気だとか。
Poketomoを見学した後は、JETROのJ-Starupのパビリオンへ。

こちらの会場でも盛り上がっていました。今年も緑が多く爽やかな感じでいいですね。

早速、ブースを回っていきましょう!
熊本県からやってきたHello Space社。代表者さんからMega Driveを詳しく教えて下さいました。

こちらの自転車は、ゼロ磁気抵抗半超電導回生駆動システムというエネルギー効率の高いシステムで、これまでの電動自転車などは、モーターが回り出すまでは重たい感覚がありましたが、それを極限ゼロまで減らし、快適に乗りながらも自ら充電してくれるという優れものだとか。(解釈が間違っていたらすみません)
現在は、インドにも拠点があるようです。
Vesica AI

次にやってきたのは、Vesica AI社。
こちらの企業が開発したComputer-Aided Detection (CADe) という医療用AIプラットフォームを使うことにより、医療従事者が膀胱癌を見つける可能性を上げるという機器で、UC San Diegoからやってきたご担当者が詳しく説明して下さいました。

最近、アメリカで検診などに行くと、お医者さんではなくナースプラクティショナー(看護師さんと医師の間のようなポジション)が検診してくれることが多くなり、今後は、ナースプラクティショナーでもこちらの機器を使って患者さんの膀胱を検査する、というトレーニングにも力を入れていく予定だそう。

最後は、Verne Technologies Inc社。

こちらのWearphoneという製品は、このマスクのような機械を装着すると、お喋りしても周りの人には音が漏れずに、どこででもお喋りやミーティングができるというもの。
ノイズキャンセリングシステムというものが搭載されたマスクです。

実際に、担当者の方がお喋りをしながらこれを装着すると、あらま!音が全く聞こえないほどです。しかも、見た目は私達が使っているようなマスクそのもの。
こちらの製品は販売価格1つ$500、現在はプリオーダーで注文でき、2026年の夏頃から発送されるとのこと。

こちらの製品を見ながら、私たちの周りではいくらテクノロジーが進化しても、実際に人と人とが「話す」コミュニケーションは、お互いが理解できるスピードが速いし、声のトーンからもその人の感情を受け取ったりもできるので、このマスクはアイディア商品として素晴らしい発想だなと感じました。

こちらのアワードは、毎年特に優れたデザインや設計がされた製品に贈られる名誉ある賞で、その業界の専門家によって選ばれます。このアワードに選ばれると、CESが始まる前日に行われるメディアへの特別展示、Innovation Awardsの特設会場で展示されるため、来場者の目に留まりやすくなります。
最新の無人車両ロボットが凄い!West Hall

例年West Hallでは、主に車に関係する製品の展示が行われています。

2025年からラスベガスでテスト運転が始まっているZooxのブースを発見。

Zooxは、完全無人の自動運転ロボタクシーで、「より安全でよりクリーンな、そしてより楽しい未来の道路を築くためにできることはないか」というコンセプトの車です。

車内には運転席がない為に、ハンドルやペダルはありません。その分、車内空間を使って足元のスペースが広く設計され、アメリカのバックヤードにあるようなテーブルに座って、友達や家族とわいわい話す場が想像できます。

両方向に動くことができて、7秒先に起こる事を予測できる運転技術。
こちらの車は、実際にラスベガスの中心部を走っていますので、その様子はこちらの記事に詳しく紹介していますので、宜しければ読んでみてください。
はの みなさん、こんにちは! ラスベガスの「はの」です。 2020年頃ラスベガスの街には、車体にセンサーを搭載したトヨタのハイランダーが走り回っていました。 (Autonomous Test Vehicl[…]
West Hallの会場では、重機の実演も行われていました。

会場内をさらに進んで行くと、Kubota社の展示があり立ち寄ってみました。
こちらでは、Kubota Versatile Robotic Platform (KVPR) with bucket loaderとよばれるトランスフォーマーのように形が変わるコンセプト機が展示&発表されていました。

作業用パーツを付け替えることで、農業から土木工事までこれ1台でこなせるのが特徴で、土砂や堆肥の運搬や積み込み、整地作業など、車体の幅と高さを変えることもできるそうです。

これまでは、作業に合わせていくつかの車両が必要だったことが、これ1台で対応できるとか。また、こちらもトラクターに乗って行うような複雑な操作は必要なく、スマホがあれば操作可能だそうです。

と、話を聞いていても、今一つイメージがわかなかったので、Kubota社の会場で流れていたイメージ動画を観ていると、このような未来がやってくるのか~と思ってしまいました。Youtubeでその動画を見つけましたので、ご興味のある方は観てみてください。
CESは、1日では回り切れないほどの数の出展数があり、またラスベガスコンベンションセンターを中心に、各ホテルでも展示やセミナーが行われています。
今回紹介した製品はほんの一部で、会場では圧倒されて目が回るほどの製品が所狭しと展示されていますので、ぜひ会場でその数、熱量、最新機器を体験してみてください。
まとめ

こちらの記事では、ラスベガスで開催されたテクノロジー関連のコンベンション、2026 CESについてご紹介させて頂きました。
このコンベンションは、私がこのブログを始めたきっかけともなった、日本からやってきた方々が、自社の素晴らしい製品を世界に広めたい、という気持ちが伝わってくるイベントで、ベネチアンの会場では、社長さん自らがブースに立ち、来場さんに熱心に説明する姿は、日本の未来はまだまだ明るい!と感じたのは私だけではないと思います。
そんなCES、2027年度の開催は、1月6~9日です。
これまでCESに行ったことがない方にとって、これがどんなイベントでどんなに大きなコンベンションかということを、こちらの記事で少しでもイメージがわき、興味を持っていただければ幸いです。
また、ラスベガスに関するご質問は、Xで送って頂きましたら、可能な限り正しい情報を調べてお返しさせて頂きます。
こちらの記事がお役に立てると幸いです。
最後まで読んで下さって有難うございました。
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