
ラスベガスの「はの」です。
2020年頃ラスベガスの街には、車体にセンサーを搭載したトヨタのハイランダーが走り回っていました。

(Autonomous Test Vehicle)
不思議に思い、車体に書かれていた「Zoox」を調べてみると、2014年にカリフォルニア州で設立された自動運転の会社で、この車を使ってテスト走行をしている様子でした。
その台数は1台や2台ではなく、50台くらいはあるのではないかというレベルで(いや、もっとかも?)
今年1月に行われたコンベンションCESでは、世界中から集まった自動運転の中からZooxの展示を見つけた時には、素人ながらやっぱり他の車とは何かが違うと感じていました。

(2025年1月CES会場)
そして本日2025年10月31日、念願が叶って実際にZooxに乗車してきました!
結論から言えば、
「今までの車という概念にとらわれておらず、どちらかといえば観覧車のゴンドラに乗るようなワクワク感があり、4人が向かい合わせに座ることができるユニークな乗り物」
こちらの記事では、自動運転を未来の乗り物だと思っている方(私よ)に向けて、現在のロボタクシー、実際に乗った感想、おススメのルート、注意点などをご紹介します。
※目次をクリックすると、希望の項目だけを読むことができます。
Zooxって何?
未来のロボタクシー

Zooxは、完全無人の自動運転ロボタクシーで、「より安全でよりクリーンな、そしてより楽しい未来の道路を築くためにできることはないか」というアイディアから生まれた車です。
車内には運転席がない為に、ハンドルやペダルはありません。その分、車内空間を使って足元のスペースが広く設計され、まさにアメリカのバックヤードにあるテーブルに座って、友達や家族とわいわい話す場がイメージされています。

日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカでホームパーティーへ行くと、テラスや庭に4~6人掛けのテーブルが置いてありあり、そこで食事やお酒を飲んだりする機会があります。Zooxのアイディアは、そんなバックヤードでの楽しいひと時がイメージされ、親しい仲間とみんなでその場を共有する、そんなコンセプトが込められているようです。

2020年にアマゾンがZooxを買収してからは、生産ラインが稼働し始めたのち、このロボットタクシーがより一層世界に認知されるようになりました。

大きな特徴は、一般の乗用車を利用するのではなく、完全にロボタクシーとして開発されているので、これまでの車にはないような室内空間や、Bi-Directionalという双方向に移動できる技術が取り入れられており、実際に車両を見るとどちらから見ても同じような形をしています。

狭い道路でもUターンやバックをしなくても、安全に方向転換を行うことができるそうです。
アプリ
Zooxを利用する際には、スマホにアプリをダウンロードする必要があり、そのアプリが使えるのは、ラスベガスの場合は以下のサービスエリアです。(2025年10月現在)

(参考までに空港の場所に飛行機を付けました)
ざっくりですが、ラスベガス北部のResorts Worldから南はルクソールホテル、東はTopgolfから西はAllegiant Stadium辺りにいれば、配車の予約を行う事ができます。

このサービスエリア内に入らないと、「Rides aren’t available here yet」が表示され、予約はできません。空港から予約しようとしても現時点ではできませんのでご注意を。

サービス時間
朝11時~夜中1時(月~日曜日)

専用乗降場
Resorts World
AREA15
Luxor
NYNY
Topgolf
Allegiant Stadium
※2026年からは、The sphereにも運航予定。

料金
2025年10月現在は無料ですが、規制が整い次第有料になるそうです。

(Uber車両で混雑するルクソールホテル)
コンシェルジュサポートDesk
Resorts Worldにはサポートデスクがあります。こちらでは、Zooxのスタッフさんがアプリの使い方や車両への乗り方を丁寧に教えてくれます。

以上、簡単な基本情報です。
Zoox初乗車!
自動運転は快適かつ安全

今回はResorts Worldから乗車して、ルクソールホテルへ行き、その後はルクソールホテルからTopgolfへ行ってみました。

駐車場に車を停め、いざアプリで配車の予約をすると、25分で到着すると表示。
「今回は待ち時間が短い!急がないと!」
と、足早に乗り場に向かうと、偶然にもラスベガスのお友達ご家族がZooxを待っていました。
そこで立ち話をしていると、今回のZooxは2回目ということで、以下の注意点を教えて下さいました。
・乗車時はアプリで車のドアを開く
・シートベルトを閉めないと、車内のスタートボタンが表示されない
・携帯のバッテリーの消耗が早い
・下車時、他の車に注意する
ふむふむ、、、、ふむふむ、、、、ほっほ~
と、詳しい説明を聞いていると、私の車がやってきました!

教えて頂いた通り、アプリとナンバープレートを確認。

アプリを使ってドアを開きます。

車に乗り込む際は、車の側面が自動ドアのように縦に長く、それが横に開くのでとっても乗降りし易い設計。いいね!
車に乗りシートベルトを閉めたら、ドア付近にあるタッチパネルに「Startのボタンを押して下さい」というメッセージが英語で表示。
そのボタンを押したら、ゆっくりと進み始めました!

「わー!!車が勝手に動いた~!」
と、お上りさんになっていると、横から車が飛び出してきそうになり、どうやって停まるのかなと見ていると、その手前10メートル位から速度を落としてゆっくりと停車しました。
「凄~い!私みたいに急に停まったりはしないのか!車内は止まった衝撃は一切なく全く揺れない。」

というのも、Zooxは予測技術を使って、目の前の状況を把握するだけでなく、8秒先の予測をしながら運転しているそうです。
そして、車内の雰囲気はこんな感じ。

天井はガラス張りになっているのでとても明るく、まるで室内にいるような空間!

ハンドル、ブレーキ、バックミラー、サイドミラー、ダッシュボード等は一切ありません。
ドアの横にあるタッチパネルでは、室内温度の調整や音楽の選曲をすることができます。

(車をスタートさせる時、ここにStartが表示される)
目的地までの到着時間が表示されました。ルクソールホテルまでは、約10分です。

座席の中央部には、ワイヤレスチャージャー、カップホルダーが装備。

アームレストでも携帯のチャージができるようです。

天井には、ランプと緊急時の非常ボタン?この辺りからエアバックが開くのかな。

(天井の様子)
前後の窓からは風景はあまり見えないものの、両サイドにあるドアはガラス張りになっていますので、そこからラスベガスの景色を眺めることができます。
夜は車内に光が灯り、ナイトクラブのような雰囲気になるそうです。そうこうしていると、目的地のルクソールホテルへ近づいてきました。

乗降場は、噂通り多くの車や人でごったがえしていましたが、Zooxは人が飛び出してくるのを予測してかゆっくりと進み停まってくれました。凄い!

到着する直前にはアナウンスが流れ、「気を付けてご乗車ください」と、自動扉が開き安全に目的地まで送り届けてくれました。
乗車する前は、自動運転って急ブレーキを踏んだりするのかな?と、やや不安でしたが、そんなことは一切ありません。

その後、ルクソールホテルから、Topgolfへ。途中、エクスカリバー、NYNY、MGM、アリアホテルを通過していきます。

この日は、F1ラスベガスグランプリの為に、至る所で工事が行われていましたが、その障害物を避けて見事な運転。素人ながらびっくりです。

目的地のTopgolfは、MGM Grandの裏側にあり、この周辺はF1のコースになっています。F1ドライバーが見るであろう景色を見ながらZooxはス~イス~イと進みます。

Topgolfに到着です!楽しかった~♪

そして、ふとスマホを見ると、こちらに到着した時にはバッテリーが半分以下に減っていたので、万が一スマホが使えなくなると、Zooxのドアを開くことができない!?
という不安があり、この日はここで終了。

帰りは、ZooxがF1コースを走行している様子を見ながら、徒歩でベラージオホテルへ。
ラスベガス!
Zooxおススメのルート

ルートやその時の状況によって、体験できるコトや見えるモノが若干違うようなので、参考までに「はの」おススメのコースをご紹介します。
(今後も別ルートを体験したら追記予定です)
動画&写真映えするルート
📍ルクソールホテル⇒Topgolf
ルクソールホテルを出発して、ラスベガス大通り南から北上する為、途中エクスカリバー、MGM Grand、NYNYなどのラスベガスのアイコンであるホテルを通過します。今回はお昼に乗車しましたが、夜はネオンが輝きラスベガスらしい動画や写真を撮る事ができると思います。
F1ルート
📍ルクソールホテル⇒Topgolf
Harmon AveからKoval通りまではF1のコースを走行しましたので、まさにMaxさんや角田さんが走るコースです。F1ファンの方や道路工事をしている中で、Zooxはどのような走行をするのかを知りたい方は、ぜひこのルートに乗ってみてください。

縦列駐車の体験ルート
📍ルクソールホテル行き
ルクソールホテルの乗降場は、ライドシェア乗り場なのでUberでごった返しています。その為、ここでZooxの運転技術を体験したい場合は、ルクソールホテルへ行くルートがおススメです。但し、下車する際には、他の車に十分ご注意ください。危ないです!
Zooxと記念撮影をしたいルート
📍Resorts World発
Resorts Worldの乗降場所は、車間距離を持って駐車しているので、乗車する前に記念撮影を撮ることができます。

こんな素敵な写真を撮って頂きました。
他にも「このルートがおススメだよ!」というルートがあれば、Xで教えて下さいね。
まとめ

こちらの記事では、Zooxの特徴、実際に乗ってみた感想、ラスベガスのおススメのルート等をご紹介させて頂きました。
現在、Topgolf周辺ではF1レースの影響で道路の整備や工事が行われているにも関わらず、適度なスピードを保ち、また障害物を丁寧に避けて行く様子は、見習うべき運転技術があり
Zooxの車内には、アメリカのバックヤードで親しい友人や家族が集まり、ワイワイとしている楽しい空間がイメージできました。ラスベガスでは、そんな未来の車を実際に体験する事ができます。
最後になりますが、以下の動画にZooxのCo-Founder&CTOであるJesse Levinsonさんが、CNBCに出演していらっしゃいますので、ご興味がある方はぜひご覧ください。
最後まで読んで下さってありがとうございました。こちらの記事がお役に立てれば幸いです。
(こちらの情報は10月31日現在のものです)
記事の感想やご意見・ご要望はツイッター(X)DMからお待ちしております。
Xでは毎日ラスベガスの現地情報や日々の暮らしを更新しています。
はの こんにちは! ラスベガスの「はの」です。 ラスベガスでは、毎年1月に世界最大級のテクノロジー関連のコンベンションCES(Consumer Electronics Show)が開催されています。 2025[…]