日米企業で働いて分かった!Linkedlnに登録するべき3つの理由

はの
こんにちは!
ラスベガスの「はの」です。

アメリカの会社に転職した時に初めてビジネスに特化したソーシャルメディアLinkedln。実際に使ってみると転職&採用に関するコトだけでなく、これまで一緒に働いてきた同僚や上司、昔一緒に学校に行っていた友人と繋がるきっかけ作りの場としての意味があることを知りました。

ラスベガスでは毎年大きなコンベンションが行われており、世界各国から企業の代表者がやってきます。

このようなコンベンションではビジネスに繋がる人脈作りや自社商品を知ってもらえる場として、Linkedlnを活用することによって海外へのビジネスの幅を広げられると感じてました。Linkedlnは外資系企業への転職を希望する人だけが使うサイトと思っていると世界から取り残されてしまうかもしれません。(これは私のコト)

今回の記事ではLinkedlnって何?と疑問に思っていらっしゃる方に向けて分かり易く書いてみたいと思います。

これを読むと

・初心者向けLinkedlnの基本情報
・耳が痛い人にも優しく解説!日系企業の現状
・コンベンションでLinkedlnが必要な3つの理由
・おススメするLinedlnの参考本

をさくっと5分で知るコトができます。

そんな私はラスベガス在住約18年、それでは早速始めて行きましょう!

初心者向けLinedlnの基本情報

Linkedlnは2003年5月にアメリカ・カリフォルニア州で設立されたビジネスや採用に特化したソーシャルメディアです。

今では全世界で200以上の国や都市で約8億7千500万人以上のアクティブユーザーがビジネス用のツールとして使われています。
(2023年1月現在)

以下の地図は各国のユーザー数です。画像を大きくして見てみると近隣の諸外国に比べると日本のユーザー数は少ないように感じます。

(Source: Linkedln)

以下の表は各国のユーザー数の推移をランキングで表したものです。アメリカのユーザー数は約1億7千100万人と飛び抜けていることが分かります。

日本は世界のランキングでみると35位で約214万人です。

ランキング メンバー数
1 アメリカ 171,000,000+
2 インド 69,000,000+
3 中国 51,000,000+
4 ブラジル 45,000,000+
5 イギリス 29,000,000+
6 フランス 20,000,000+
7 カナダ 17,000,000+
8 インドネシア 16,000,000+
9 メキシコ 15,000,000+
10 イタリア 14,000,000+
11 スペイン 13,000,000+
12 アースとラリア 11,000,000+
13 ドイツ 10,400,000+
14 トルコ 9,000,000+
15 オランダ 8,330,000+
16 フィリピン 8,000,000+
17 コロンビア 8,000,000+
18 アルゼンチン 7,260,000+
19 南アフリカ 7,000,000+
20 チリ 5,000,000+
21 マレーシア 4,470,000+ 
22 ナイジェリア 3,910,000+
23 UAE 3,710,000+
24 エジプト 3,550,000+
25 ベルギー 3,500,000+
26 スウェーデン 3,430,000+
27 サウジアラビア 3,360,000+
28 ポーランド 3,170,000+
29 ポルトガル 2,910,000+
30 スイス 2,630,000+
31 韓国 2,370,000+
32 デンマーク 2,300,000+
33 ルーマニア 2,280,000+
34 シンガポール 2,260,000+
35 日本 2,140,000+
36 台湾 2,050,000+
37 アウルランド 1,740,000+
38 ケニア 1,740,000+
39 ニュージーランド 1,700,000+
40 イスラエル 1,670,000+

(Souce: APOLLO TECHNICAL)

 このランキング上位10位の国と何かしらの取引がある、若しくは海外支店があるという人はLinkedlnに登録する必要があるように思います。

2022年の年齢別の統計によるとアメリカでは30~39歳までのユーザーが約31%40~49歳が約23%利用しておりユーザーの過半数は30~49歳です。

私の会社では20代~50代の同僚や上司の約98%はLinkedinに登録していて、登録していなかったのは何を隠そうこの私だけ、、、でした。会社からは入社と同時にLinkedlnのアカウントを作ってもらい、会社の採用担当者に限らず同僚や上司の方々がここで投稿をしているのをよく見かけます。

人材採用

アメリカや海外では転職活動をする際にLinkedlnを活用している人が多く、学生さんでもインターンや就活する際に使われており、その理由としては多くの企業がLinkedlnを使って職場環境を紹介したり社長さんが自ら投稿しているからです。

仕事探しをしている人にとっては企業側が発信している情報は有益でポジションの有無を確認したりと、Linkedlnから得られる情報は多いです

気になる会社があればLinkedlnからHRの担当さんに質問をしたり、受けてみたい会社があればLinkedlnの採用ページに行って申請するだけでとっても簡単。

逆に企業側からはあなたにぴったりのポジションがあるのでOOのポジションを受けてみませんか?というオファーがやってきたりすると、Linkedlnを知れば知るうちにLinkedlnに登録していない人に出会うと「もったいない!」と思ってしまいます。

先日LinkedlnでGoogle社の投稿を見ていると各国で採用された人やポジションが紹介されており、そちらの投稿では日本で働いている人が紹介されていました。

障害を持った女性がOOマネージャーのポジションについて楽しく仕事をしている様子を見た時に、例え障害を持っている人であってもマネージャーになれるような環境と多様性があるような職場環境なんだなと感じました。

職場カルチャーをこのような場で紹介することによって「こんな会社で働いてみたい!」という人が増えると会社側としても優秀な人材が向こうからやってくるワケですね。

コネクションづくり

Linkedlnでコネクション(繋がり)を増やすことによって日本から世界へと大きくビジネスチャンスが広がります。

これまでは考えられなかったような技術やサービスを持っている人や会社に出会うと、Linkedlnを通じて直接その会社に連絡を取ることも可能です。

今年はイギリスに出張があるのでその時に関連会社さんからも話を聞きたいので、Linkedlnで繋がっているイギリス在住の専門家OOさんに相談してみよう!

と、電話をする程ではなく時差を(あまり)気にせずメッセージを送ることもできるのです。

FacebookやTwitterとの違い

 LinkedlnとFacebookやTwitterとの違いは、会社の同僚や上司とはFacebookで繋がるまで親しくなくプライベートの投稿は見られたくない、だけど今後も仕事上では関わる可能性があるという時にはビジネス関係での繋がりはLinkedln、プライベートな繋がりはFacebookやTwitterとして完全に分けることができます。

Twitterでは多くの人が匿名で投稿していますので炎上のリスクが高く、ここで会社関係の投稿は気が引けると感じる人が多いと思います。

しかしLinkedlnは基本的には実名登録で登録されていますので投稿する側は自分の発信に責任を持った人が多く、

逆に発信を受け取る側は節度を保ったコメントが多い印象なので、Twitterにあるような炎上攻撃は私は見たことはありません。

耳が痛い人にも優しく解説!
日系企業の現状

日系企業と米系企業で働いてみると日本ではLinkedlnが浸透しない理由がだんだんと見えてきました。

個人的な主観で考えてみると登録しない&できない理由

・定年まで同じ会社で働くので転職を考える必要はない。
・日本国内マーケットなので海外と繋がる必要がない。
・上司がLinkedlnに登録していないので会社関係の繋がりや投稿をすることは難しい。
・社内のメディア対策が厳しいのでSNSで個人が会社の宣伝をすることは出来ない。
・転職活動が会社にバレるとめんどくさい。

などが考えられます。

私自身で考えても上記のコトが幾つか当てはまっています。

日本では同じ会社に定年まで勤めるという風習が今でもあり転職を繰り返している人は周りの人々はマイナスに捉えられることが多い文化があります。

しかしそれはもう過去の話で特に若いうちは転職をして自分に合った仕事や職場環境を見つける事は、長い人生においても大切なことではないかと感じています。(これは持論)

何度か転職してみて分かったことは「会社」というコミュニティーは労働をお金に換えて頂き、目標を達成する為の「」なんですよね。

そこでいくら仲の良いチームであってもその「場」から抜けると、そこでは人と強く繋がっていたというのは場で繋がっていたことで、

人生においてはそのような場を仕事以外でいくつか持つことの方が大切だなとと感じています。

そしてLinkedlnはいくらビジネス上での繋がりとはいえ40~50代の上司の方々がやっていないようなSNSを20代の社員さんが積極的にできるワケがないのですよね。

私だったらできない(やらない)と思います。

会社の将来や日本の未来の為には、私と同年代の40~50代の人や企業の社長さんこそが率先してはLinkedlnに登録して繋がる運動を広めていかなくてはならないと感じています。

という私は最近まではLinkedlnには登録していませんでしたが、日本ではインバウンド海外への事業展開の動きが個人レベルで加速してきていますので、

日本の将来を考えると今の私達世代が変わる必要があるのではないかと危機感を持っています。

私自身アメリカに渡米する前は九州の食品配達の会社で働いていました。この仕事をしている時は直接的に海外と繋がることはありませんでしたが、あの時代にLinkedlnがあればアメリカの野菜の栽培方法など取引のある企業同士であれば直接国内や海外の農家さんに質問ができたかも?と今となれば思います。

国際コンベンションで
Linkedlnが必要な3つ理由

それでは国際コンベンションの場で自社商品を出展する場合にLinkedlnが必要な理由を3つご紹介します。

来場者を増やす

ラスベガスで行われる大型コンベンション会場でお客様に自社の展示ブースを見つけてもらうのは至難の業ですよね。

会場自体が複数のホテルや施設に分かれ各会場には500~1000を超える企業が軒を連ねており、オフィシャルサイトでは各ブースのリストがあるのの出店企業としてLinkedlnに加えてTwitterでの情報発信はセールストークよりも重要な役割があると思っています。

この情報発信をしているか否かでは当日はブースの前をたまたま通った人が来店するのか、または情報発信を見て興味を持った人がそこで展示されている商品やサービスを目指してくるのかが大きく違ってくるとコンベンション会場へ行って感じました。

名刺代わり

さてお客様が展示ブースにやってきました。

商品の説明を行って相手からも質問を頂き色々と話しているうちに次のステップに進みそうなお客様もいらっしゃいます。

そこで名刺をお渡しする方法はもちろんよいのですが、ここで合わせてLinkedlnで繋がりましょう!とその場で繋がり申請を出すことによって、

Linkedlnを確認されたお客様は、顔・名前・会社名・役職・商品の全てをLinkedlnで見るコトができるのです。

またブースでは名刺を渡すだけで精一杯という方は、名刺にLinkedlnのリンクを載せることも一つの方法です。

このようなコンベンションでは出展する側も参加する側も会場の勢いに圧倒されて、名刺を見返しても担当者さんの顔や名前を覚えていないものです。(すみません)

その為にもLinkedlnには会社の紹介とコンベンションで発表している商品に加えて本気のプロフィール&写真英語で載せておくことをおススメします。

はの
英語でプロフィールを書くのが苦手な人はDeepLを使って翻訳してみて下さい!全部自分で考えた英語を上手く書こうと思えば思う程書けなくなります。

コネクションづくり

コンベンションが終わった後はブースにきてくれてありがとうございましたのお礼のメッセージをLinkedlnから送ることによって、この繋がりがきっかけになり将来はサービスや商品を購入してくれたり別の人に紹介してくれる可能性があります。

ここでのコネクション作りは世界に繋がるチャンスです。Linkedlnを使って最大限にその繋がりを広げてみてください。

ラスベガスでは多業種に渡って年中どこかで大小のコンベンションが行われています。

以前働いていた職場では、ある業界のコンベンションが行われた後にそれに参加したアメリカ国内外の企業が私達のオフィスにやってきて4時間限定のミニコンベンションが開かれました。

アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリアから企業の代表者とセールスの人がペアになり様々な商品を紹介してたり現地情報を教えてくれたりと現場からの声はとっても勉強になったのを覚えています。

ラスベガスに限らず世界各地でコンベンションに参加される場合、その都市には関連する会社があるはずですので、そういった情報はLinkedlnなどで事前に仕入れて先方に連絡をすることによってビジネスの幅と人脈が広げられるのではないかと思います。

社内で行われた小さなイベントでしたが、各企業さんが準備していたマーケティング用のお土産(ボールペン、ノート、エコバック)などを頂くと同時に

「質問があればメールでもLinkedlnでもいいからメッセージを送ってね!」

という言葉と一緒に渡された名刺にはメールアドレスとLinkedlnのアドレスが書かれてありました。

おススメのLinedln参考本

ここまで読み進めて頂いた方の中には

「今すぐにでもLinkedlnに登録したいけど、まだちょっと不安だな」という人もいらっしゃると思います。

そこでおススメする本はアースメディアのCEOをされていらっしゃる松本淳さんが書かれたLinkedln活用大全です。私は夏に日本へ帰省した際に父親に頼んでAmazonでこの本をオーダーしてもらいました。

Amazon Linkedln活用大全(←こちらをクリックすると日本のAmazonに繋がります)

はの
念の為に著者である松本さんに当ブログで紹介してもよいかをLinkedlnを通して確認させて頂きました。

こちらの本はLinkedlnのアカウントを持っていない人がアカウントを開設する方法から、アカウントは持っているけど運用の仕方が今一つよく分からない人への説明、

そしてこれから企業としてLinkedlnの運用を任されている担当者さんへのアドバイスなど、これを読むとLinkedlnの基本的な活用方法から応用編まで初心者でも簡単に理解することができます。

もちろん転職を考えている人へのアドバイスも含まれています!

国際コンベンションに参加して外資系企業の担当者とLinkedlnで繋がりましょうという話になった時に、すみませんがLinkedlnはやっていません、、、となる前にこの本を読んで登録してみて下さい。

なおLinkedlnのオフィシャルサイトのHelpには、英語&日本語であらゆるQ&Aが書かれています。

日本語にする場合は一番下にあるEnglish▼の欄をクリックして日本語を選んで下さい。Linkedln

学習機能

Linkedlnにはオンラインで講座が受けられるLearning機能があります。サブスクリプション制で月々の料金は掛かるものの学校に通うよりは遥かに安く、自分のやりたいことや勉強したいものがはっきりと分からない場合はまずはここでオンラインクラスをいくつか取ってみて「コレだ!」というものがあれば改めて学校に通う選択ができます。

私自身も仕事に役立ちそうな知識や興味のある分野は全てLinkedlnのLearningでクラスを取っており、これは会社の福利厚生に含まれているので有難いです。

日本語&英語と選びきれない程のクラスがありますが、そこでLinkedln内で繋がりのある松本淳さんが「いいね!」をされているクラスがありますので松本さんのおススメを参考にクラスを取る場合もあります。

はの
外資系企業に転職を考えている人や英語の勉強を頑張っている人は、ここで専門の分野を英語で受講すると一石二鳥ですよ!

まとめ

今回は初心者向けLinedlnの基本情報・日系企業の現状と問題点・コンベンションでの使い方・Linedlnの参考本についてご紹介させて頂きました。

今を担う世代の為にもまずは40~50代の方々がご自身でLinkedlnに登録してみてどんなプラットフォームかを確認してビジネス上での繋がりを見つけ下さいね。

世界で活躍する日本の企業を陰ながら応援しています。

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こちらではスタジオでのライブミュージックが行われていました。
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