2023年1月5~8日までラスベガスで行われている世界最大級のコンベンションCES 2023。
コロナ感染拡大が心配されていましたが、一部の地域からの参加者に特設会場でコロナ陰性証明を義務づけ、
会場では自宅で出来るコロナテストを無料配布したりと、受け入れ側も可能な限りの対応をしていたように感じました。
会場でマスクを着用している人は約20%程で、コロナを忘れてしまう程のスピードで世界は動き出しているという空気感がありました。
今年は初日と2日目に会場へ行き、様々なハイテク機器を見てきましたので当日の様子をご紹介します。
CES 2023 基本情報
CESについて
CESとはConsumer Electronics Showの頭文字で、家電用品、電子機器、電気自動車、ゲーム、ロボットなど、家電だけに限らず多岐に渡って最新のハイテクが展示されるコンベンション(見本市)で、Consumer Technology Associationという組織が運営しています。
2023年の参加者は世界から174の国や地域からの約10万人が参加し、コロナの影響で例年よりも参加者が少なかったものの、世界中から多くの方がこのイベントの為にラスベガスを訪れていました。
会場はラスベガスコンベンションセンターを中心にウィンホテル、ベネチアンホテル、アリアホテル、レイダーズスタジアムなどに分かれて開催され、
期間中は各会場を行き来するシャトルバスが10分おきに運航されていました。
こちらのコンベンションはハイテク業界限定のクローズドマーケットなので、基本的には一般公開はされておりません。
数年前からは登録をする際に個人情報に加えて顔写真が必要になりましたので、バッジの使いまわしができないようになりました。
バッジピックアップ
コンベンションに参加すると決めるとCESのウェブサイトから登録を行い、それを済ませると後日メールでQRコードが送られてきます。
開催日の3日前を目安に空港・ラスベガスコンベンションセンター・ラスベガス主要ホテルなどでQRコードを機械にかざして入場の際に必要なバッジをピックアップします。
今回はResorts World Las Vegasにあるテスラの地下道Vegas Loopの駅でバッジを受け取りました。早朝に行ったので待ち時間がなく3分で終了。
バッジには、名前・会社名・顔写真・種類(Exhibitor、Investor、Mediaなど)が記載されています。
交通機関
コンベンション期間中は宿泊ホテルと目的のコンベンション会場によって、以下の交通手段があります。
モノレール
シャトルバス
Vegas Loop(地下道)
Uber
タクシー
自家用車を利用される場合は各ホテルによって駐車料金が異なりますが、コンベンションの会場に近く駐車がし易く裏道が使える便利なホテルはこの2軒です。(2023年1月現在)
Resort World Parking ($10/day)
Palazzo Hotel(無料)
ラスベガスコンベンションセンターへ行く時にはResorts World Hotelに車を停め、テスラの地下道を利用して会場へ向かいました。
CES期間中は一部のルートが閉鎖されていた為にResorts World Hotel⇔Riviera Station、West Hall⇔North Hallが運航されていました。(2022年1月現在)
Resorts World Hotelから乗車する場合のみ有料で$4.50でした。
会場内は乗り放題で、待ち時間はほぼなく次から次へとテスラがやってきました。
注目のテクノロジー
今回注目されていたテクノロジーは、電気自動車、テレビ、ウェルネス関連など実生活にも関連のあるもので、
アメリカで生活をしていると電気自動車の需要は高くなるばかり、最近では近所のショッピングセンターにテスラ社のチャージステイションが次々にオープンしています。
また会社の地下駐車場には電気自動車専用のチャージステーションやラスベガスの各ホテルにもテスラのチャージステーションが必ずあります。
電気自動車(EV)
ラスベガスコンベンションセンターWest Hallでは車関連一堂に集まっておりこれからはトラックも電気の時代になるようで、アメリカのワシントン州に本社があるPACCARは電気トラックとチャージステーションを紹介していました。
ガソリンスタンドが電気スタンドになるのも時間の問題で、近い将来はトラックなども自動運転になるのでしょうか。
そして近未来の車でしょうか、どこに座ったらよいものか悩むところです。もしかすると宙を浮く車かもしれません。この展示品の周りには人だかりができていて写真を撮るだけで精一杯。
電気自動車の展示場では中国からの企業が多かったです。電気自動運転の自動運転を見ると子供の頃に見た異次元の映画を見ているかのようです。
世界初のOLED TV
LG社
韓国のLG Electronics Inc.社の最新のテレビを見学すると、裏側にはコンセントなどが一切なく映し出すモノによってはまるで絵画のようでした!
コンセントが必要ないのでどこにでも自由に置け、これまでのテレビスタンドも必要なくなるのではないかと思いました。テレビの進化は毎年CESで確認するコトができます。
ウォーターサーバー
Kara Pure(Kara Water Inc.)
ラスベガスやアメリカ南部地方では深刻な水不足に直面しています。
その為この会社が開発したKara Pureという空気中にある湿気を水分に換えるシステムには大きな注目を集めており、CES初日の夜のニュースでは各社がこのウォーターシステムを取り上げていました。
Kara Pureは1 日あたり最大 10 リットルのアルカリ水を作ることができすでに実用化されています。
販売価格は$3,799。
こちらの製品は2023年のInnovation Awardsにも選ばれており、世界からも注目されています。
日系企業の展示
日本からも自社の製品やサービスを世界に知ってもらいたい!という企業の方々が多数展示をされていました。
LVCC Central Hall
SONY
セントラルホールで行われていた会場へ行くと熱気に溢れた人でごった返していました。ここでも写真を撮るだけで精一杯。Sonyのサービスや製品は世界中の人々に愛されているのだなと感じます。
PlayStation VR2を試してみたい人で長蛇の列。ゲーム好きの人にはたまらないエリアです。
FORUM 8 (フォーラムエイト)
東京都港区に本社のあるFORUM 8のブースにやってきました。
こちらでは運転のデモンストレーションが行われており、このテクノロジーに興味がある方々が集まって運転の様子を見守っていました。
私もVR Motion Seatを体験させて頂きました。VRのゴーグルをつけてその中の動きに合わせてシートが連動し、ジェットコースターの体験はリアルのようで迫力がありました!この体験が終わるとジェットコースターから下車したかのようなフラフラした感覚。
Venetian Hotel Convention Hall
ベネチアンホテルのEUREKA PARK会場では、日本・韓国・中国・台湾・トルコ・イタリア・インドなどインターナショナルのスタートアップ企業が一同に集まり、商品の展示が行われていました。
日本はJETRO(日本貿易振興機構)からJapa(J-Startup)としてスタートアップ企業など計36社と、そのお隣りではJapan Projest NAIST-UBI Laboratoryで日本各地から企業の代表者さんが参加され
普段は決して出会うコトのできない企業の方々から製品やサービスの紹介を詳しくして頂きました。
Archelis Inc.社
The novel exoskeleton assist suit
こちらは長時間の立ち仕事をする方の為に開発された製品で、右足と左足にこの器具を装着するとこの状態で座ることができます。写真でみると中腰になっていますがこれは座っている感覚と全く同じで、工場などで同じ姿勢で立ったまま仕事をされる方や手術医で長時間オペをされる方にはおススメの製品ということでした。
Sound Fun Corporation社
MIRAI SPEAKER
最近、我が家のアメリカ人義母が加齢と共に耳が聞こえ難くなってきました。
一緒にテレビを観ている時に「ちょっと聞こえにくいのでボリュームを3つくらい上げてくれる?」というリクエストが多くなってきましたので、そんな時にこのスピーカーを使うと、ボリュームを上げることなく家族と一緒に適切な音量でテレビを一緒に観ることができるという説明を聞いた時、
これは我が家にも必要になると思いました!
情報発信の必要性
実はCES2023のコンベンションが始まる前に、アメリカ・ヨーロッパ・日本の企業や製品を調べようとウェブサイトやLinkedlnを見て下調べをしていました。
アメリカやヨーロッパから参加される社長さんや担当者の方々はLinkedInでの投稿や会社情報を簡単に見つけることができたのですが、
日系企業の情報発信をなかなか見つけることができずCESが公開している企業名から一つ一つウェブ検索をして探したので想像以上に時間がかかりました。
ここでふと思い出したコトは以前働いていた会社の上司がコンベンションがある度に、Linkedlnを利用して
「来月オーストラリアのOOコンベンションに参加するコトが決定しました。楽しみです!参加される方は会いましょうね!」
という投稿をしたり、イベントの2週間前になると
「コンベンションまで2週間をきりました!私達のブースは#OOOです。参加される方は是非私達のブースで会いましょう!」
というカウントダウンの投稿は当日まで続いていました。
コンベンションに参加する人(未来のお客様)にとっては、Linkedlnを見るとブースにはどのような人がいて、どのような製品が展示されているかを事前に確認することができます。
コンベンションに出店する場合は、世界中で使われているビジネスに特化したLinkedinを使って情報発信することによって、当日はたまたまブースの前を通ったお客様ではなくて、投稿を見た製品に関心のあるお客様が詰めかけることでしょう。
日本から海外に向けてサービスや製品を展開する場合は、情報発信の場としてLinkedinは必須なのかもしれません。英語で投稿すると世界にメッセージが届きます。
またこの情報発信はコンベンションに限ったことではなく、九州の山奥にある小さなカフェでも当てはまることではないでしょうか。
まとめ
こちらのブログでは、2023年にラスベガスで行われた世界最大級のコンベンションCES2023の様子をご紹介させて頂きました。
コンベンションが行われる期間は、ラスベガスのホテル・交通機関・飲食店・小売店・ツアー会社・印刷会社・病院など忙しい一週間とはなりますが経済効果は計り知れません。
その為にも普段からの情報発信(英語)が大切ですね。