ラスベガスSEMA SHOW 2022に行ってみた!

はの
みなさんこんにちは!
ラスベガスの「はの」です!

2022年11月1日~4日に行われた、車関連のコンベンションSEMA SHOW 2022に行ってきました。

これまでSEMA SHOWに参加したことがない方にとっては、実際のところはどんなコンベンションなんだろう?という疑問に思う方もいらっしゃると思います(私)。

こちらの記事では、

・SEMA SHOW 2022の様子
・ラスベガスコンベンションセンター
・イーロンマスクが進めるテスラEVの地下道

などをご紹介させて頂きます。

これからラスベガスのコンベンションに参加される人のお役に立てれば嬉しいです。

そんな私はラスベガス在住約18年、現在は旅行関連の仕事をしています。

それでは早速始めていきましょう!

SEMA SHOW 2022

毎年、ラスベガスのコンベンションセンターで行われているコンベンションSEMA SHOW。

SEMAとは「Specialty Equipment Market Association」の頭文字。

この文字から想像できるように、ディーラーで車を購入した後に必要になるアクセサリー、シートカバー、タイヤ、ホイール、窓、車体の塗装、改造車などを専門とするコンベンションです。

今年の参加者は世界から140か国の約16万人が参加され、コロナの影響で例年よりも参加者は少なかったものの、世界中から多くの方が参加されていらっしゃいました。

このコンベンションは、車業界限定のクローズドマーケットなので基本的には一般公開はされていませんが、今年はコロナの影響で参加者が少なったせいか、最終日だけ登録料を支払えば誰もが参加できる特別バスが発行されました。

はの
SEMA SHOW 2022に参加しての感想は、キャンプブームでトラックやSUVを改造して車の天井にテントを取り付けたり、コロナで働き方が変わり職場がオフィスから山の中になったりとどこでも働けるようなオフィスを備えた「カスタムカー」が目に留まりました。

山に籠っても何不自由なく生活できるような夢の車。

こちらはToyotaのTrail Hunter特別仕様の車。トラックの荷台がベットにもなるようです。

はの
Toyotaの車はメンテナンスさえしておけばほぼ壊れないから、これを買って山の中で暮らしたい、、、と夫が夢のような話をしていました。

ラスベガスコンベンションセンター

世界最大級とも言われるLas Vegas Convention Centerは、「Las Vegas Convention and Visitors Authority(LVCVA)」というラスベガス観光局が運営&管理しています。

この観光局は州や市よりも影響力が強く、ラスベガス街全体のマーケティングなどもこの団体が一挙に引き受けています。

各国にはラスベガスの観光大使となる人がいて、それぞれの国でラスベガスのマーケティングに携わっているようです。

場所はWestgateホテルのお隣りに位置していて、Wynnホテルの裏側です。
住所:3150 Paradise Rd, Las Vegas, NV 89109

コンベンションスペースは床面積は460万平方フィート、225の会議室を備えており東京ドーム約9個分と言われています。広いですね!

2021年に完成したWest Hallから外側を見ると、このような風景が見えました。

ラスベガスで開催される大型のコンベンションと言われるものは、ほぼここの「ラスベガスコンベンションセンター」で行われています。

毎年ここで開催される大型コンベンションで日本や海外からも出展や参加があるものは、

2023年1月5~8日
CES (Consumer Technology Association)

2023年4月15~19日
NAB SHOW (National Association of Broadcasters)

2023年10月31日~11月3日
SEMA SHOW

この他にも小さなコンベンションは毎日行われています。

ラスベガスはこのような大型コンベンションにも対応できるようなホテル(客室数約150,000)やレストランが揃っていることもあり、世界的大規模なコンベンションや見本市はこの場所が選ばれています。

イーロンマスクが進めるテスラEVの地下道

X(ツイッター)やスペースXで話題になっているイーロンマスクさん。

ネバダ州の北部にあるスパークスという小さな街には、テスラのバッテリー工場Tesla Giga Nevadaが建設さて、2014年からこの工場の建設を段階的に進めていて、現在は予定の約30%が完成。ここではModel 3のドライブトレインやバッテリーパックなどを製造さてれいるようです。

さて、今回私がどうしても見てみたいと思っていたのが、ラスベガス観光局とイーロンマスクの子会社The Boring Companyがコンベンションセンターの地下に作ったトンネルLas Vegas Loopです。

実は友人がラスベガス観光局で働いており、昨年6月に実際に体験した彼女の話を聞くと、

・車だけが通れるサイズの小さなトンネル
・将来は全てが自動運転になる
・ラスベガスコンベンションセンターの端から端まで約3分
・近い将来各ホテルやダウンタウンまで延びる

というコトで「日本の地下鉄に似たものかな?」と想像していましたが、それとはまた違ったモノでした。

(North Hall側にはこのような歯がついた円盤が飾られています)

ラスベガスでは大型重機で穴掘りの仕事をしていた人の解説によると、、、

”大きな円盤には「歯」がついて重機を使ってグルグルと回転しながらこのサイズのトンネルを掘って行き、掘って行く時に出る土・砂・石は同時に掃除機のような重機から吸い上げられるので歯が折れたりひん曲がったりしたら、人の手でそれを交換しながらどんどん穴を掘って行くんよ。簡単そうに見えるかもしれないけど、穴を掘る作業は狭い空間で行われるので運転席も狭く命がけよ!”

ということでした。

重機で穴を掘った後は下の白いコンクリート状の破片を一つ一つ人の手ではめ込んでボルトで閉めるそうです。

(West Hall側にはこのような白い筒が飾られています)

はの
その説明を聞いた後にテスラの車に乗車してWest HallからNorth Hallまで行ってみました。テスラに乗るのはこれが初めて。

トンネルの壁は白くそこに赤や青の照明がトンネル内を照らしていますので、異空間にでも入ったような錯覚に陥ってしまいました。

例えていうならば、雪の中に光を灯した時のような感覚です。

North HallとWest Hallの中間辺りには、Main Hallの乗り場があります。行き先は必ず乗る前に伝えるシステムですので、ここで急に降りることはできません。

約2.7キロの距離を3分で移動することができてとっても便利です。歩いたら20分くらいは掛かると思いますのでかなり便利。

地下道から地上に出ると一気に現実の世界に引き戻されたような感覚で、できればもう少しこのまま乗っておきたいなと思いました。昨年のSAMA SHOWでは1日に約24,000~26,000人の配車を行い、コンベンション期間中は参加者であれば無料で乗車可能です。

今回テスラの運転手さんに色々とお話しを伺うことができ、ドライバーさんはテスラ社に雇われて働いておりコンベンションがある時期だけ3~4時間のパートタイムで働いているそうです。

このLas Vegas Loopは、現在はラスベガスコンベンションセンターからResort World Hotelまで地下道が完成しており、コンベンションセンターからラスベガスにある主要ホテルとダウンダウンエリアまで拡大する予定です。

ラスベガスの工事現場では計画倒れになって数年放置、、、ということが多々ありますので最新情報が入りましたらこちらの追記します。(2022年11月5日現在)

まとめ

今回の記事では、2022年に行われたSEMA SHOWの様子、ラスベガスコンベンションセンターの事、イーロンマスクが進める地下道などを紹介させて頂きました。

ラスベガスは毎日どこかで大小のコンベンションが行われ、アメリカ国内はもとより世界中からお客様がやってきています。

コンベンションに参加する出展者はもちろんのこと、コンベンションやイベントが行われる期間は、例え大きな企業でなくても地元の人が行くようなレストラン、車のパーツ屋、面白そうなお店にもお客様がやってきていますので、その為には普段からの情報発信が大切なのではないかと感じています。

最後まで読んで下さってありがとうございました。

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