ラスベガスの「はの」です!
2022年11月1日~4日に行われた車関連のコンベンションSEMA SHOW 2022に行ってきました!
ラスベガスのコンベンションに参加したことがない方にとっては、
・ラスベガスコンベンションってどんなところ?
・テスラ車が走っているトンネルって何?
・SEMA SHOWってどんなコンベンション?
・コンベンションで注意することって何?
・コンベンション以外に楽しめるコトは?
という疑問があると思います。実際に私がそうでした。
この記事を読むと、
・SEMA SHOW 2022の様子
・ラスベガスコンベンションセンターの基本情報
・イーロンマスクが進めるテスラEVの地下道
・コンベンション後の過ごし方
などをサクッと知るコトができて、これからラスベガスのコンベンションに参加される人のお役に立てればいいなと思いながら書いています。
それでは早速始めていきましょう!
SEMA SHOW 2022
SEMAとは「Specialty Equipment Market Association」の頭文字で、車のディーラーで車を購入した後に必要になるアクセサリー、シートカバー、タイヤ、ホイール、窓、車体の塗装、改造車などのアフターマーケット専門のコンベンションです。
今年の参加者は世界から140か国の約16万人が参加され、コロナの影響で例年よりも参加者は少ないものの世界中から多くの方がこちらのコンベンションに訪れていました。
このコンベンションは、車業界限定のクローズドマーケットなので基本的には一般公開はされていませんが、今年はコロナの影響で参加者が少なったせいか最終日だけは特別バスが発行されました。
例年は車業界に無関係な人が申し込みをしたとしても審査には通過しない場合が多いです。ここでは商品の展示販売や商談が行われており、出展企業側は本気の営業チームが参加しています。
開催場所は毎年Las Vegas Convention Centerで行われ、2029年までこのコンベンションはラスベガスでの開催が決まっており、2023年の開催は10月31日~11月3日で既に登録が始まっています!
車関係のお仕事をされていらっしゃる人は、ぜひこのコンベンションに参加して世界の同業者と交流してみてください。
注意:今年のSEMA SHOWは最終日の金曜日のみ一人$100を支払うと「Friday Only Guest」というパスが発行され、一般人でも入場できるオプションがありました。この日は地元の車好きやYoutuberがこぞって参加&撮影していました。
車を購入した後にトラックをキャンピングカーに改装し、オフロードでも問題なく走れるぶっといタイヤに付け替え塗装を変える、、、という、さらには荷台にテントと着替え室orトイレ用のカバーを取り付ける、、、。想像するだけでもワクワクしますよね。車で生活しても何不自由なく快適な空間を作ってくれる会社が会場中にあふれていました。
こちらはToyotaのTrail Hunter特別仕様のお車です。
「やっぱりToyotaはスゲー!」と夫と一緒に手を大きく空に挙げて叫び喜ぶ、、、ところまで妄想が進みましたが、この車は家の値段より高い気がします。無理か、、、。
ラスベガスコンベンションセンターの基本情報
世界最大級とも言われるLas Vegas Convention Centerは、「Las Vegas Convention and Visitors Authority(LVCVA)」というラスベガス観光局が運営&管理しています。
この観光局は州や市よりも影響力が強く、ラスベガス街全体のマーケティングなどもこの団体が一挙に引き受けています。
各国にはラスベガスの観光大使となる人がいて、それぞれの国でラスベガスのマーケティングに携わっているようです。
場所はWestgateホテルのお隣りに位置していて、Wynnホテルの裏側です。
住所:3150 Paradise Rd, Las Vegas, NV 89109
コンベンションスペースは床面積は460万平方フィート、225の会議室を備えており東京ドーム約9個分と言われています。広いですね!
2021年に完成したWest Hallから外側を見ると、このような風景が見えました。
ラスベガスで開催される大型のコンベンションと言われるものは、ほぼここの「ラスベガスコンベンションセンター」で行われています。
毎年ここで開催される大型コンベンションで日本や海外からも出展や参加があるものは、
2023年1月5~8日
CES (Consumer Technology Association)
2023年4月15~19日
NAB SHOW (National Association of Broadcasters)
2023年10月31日~11月3日
SEMA SHOW
この他にも小さなコンベンションは毎日行われています。
ラスベガスはこのような大型コンベンションにも対応できるようなホテル(客室数約150,000)やレストランが揃っていることもあり、世界的大規模なコンベンションや見本市はこの場所が選ばれています。
イーロンマスクが進めるテスラEVの地下道
ツイッターで話題になっているイーロンマスクさんですが、実はネバダ州北部にあるスパークスという小さな街にテスラのバッテリー工場Tesla Giga Nevadaを建設しています。2014年からこの工場の建設を段階的に進めており現在は予定の約30%が完成し、ここではModel 3のドライブトレインやバッテリーパックなどを製造さてれいるようです。
この工場では日本のパナソニック社も関わっていますので、工場が出来る前はLinkedinに日本&英語のバイリンガルの仕事が出ていました。
さて今回私がどうしても見てみたいと思っていたのが、ラスベガス観光局とイーロンマスクの子会社The Boring Companyがコンベンションセンターの地下に作ったトンネルLas Vegas Loopです。
実は友人がラスベガス観光局で働いており、昨年6月に実際に体験した彼女の話を聞くと、
・車だけが通れるサイズの小さなトンネル
・将来は全てが自動運転になる
・ラスベガスコンベンションセンターの端から端まで約3分
・近い将来各ホテルやダウンタウンまで延びる
というコトで「日本の地下鉄に似たものかな?」と想像していましたが、それとはまた違ったモノでした。
(North Hall側にはこのような歯がついた円盤が飾られています)
ラスベガスでは大型重機で穴掘りの仕事をしていた人の解説によると、、、
”大きな円盤には「歯」がついて重機を使ってグルグルと回転しながらこのサイズのトンネルを掘って行き、掘って行く時に出る土・砂・石は同時に掃除機のような重機から吸い上げられるので歯が折れたりひん曲がったりしたら、人の手でそれを交換しながらどんどん穴を掘って行くんよ。簡単そうに見えるかもしれないけど、穴を掘る作業は狭い空間で行われるので運転席も狭く命がけよ!”
ということでした。
重機で穴を掘った後は下の白いコンクリート状の破片を一つ一つ人の手ではめ込んでボルトで閉めるそうです。
(West Hall側にはこのような白い筒が飾られています)
トンネルの壁は白くそこに赤や青の照明がトンネル内を照らしていますので、異空間にでも入ったような錯覚に陥ってしまいました。
例えていうならば、雪の中に光を灯した時のような感覚です。
North HallとWest Hallの中間辺りには、Main Hallの乗り場があります。行き先は必ず乗る前に伝えるシステムですので、ここで急に降りることはできません。
約2.7キロの距離を3分で移動することができてとっても便利です。歩いたら20分くらいは掛かると思いますのでかなり便利。
地下道から地上に出ると一気に現実の世界に引き戻されたような感覚で、できればもう少しこのまま乗っておきたいなと思いました。昨年のSAMA SHOWでは1日に約24,000~26,000人の配車を行い、コンベンション期間中は参加者であれば無料で乗車可能です。
今回テスラの運転手さんに色々とお話しを伺うことができ、ドライバーさんはテスラ社に雇われて働いておりコンベンションがある時期だけ3~4時間のパートタイムで働いているそうです。
このLas Vegas Loopは、現在はラスベガスコンベンションセンターからResort World Hotelまで地下道が完成しており、コンベンションセンターからラスベガスにある主要ホテルとダウンダウンエリアまで拡大する予定です。
ラスベガスの工事現場では計画倒れになって数年放置、、、ということが多々ありますので最新情報が入りましたらこちらの追記します。(2022年11月5日現在)
コンベンション後の過ごし方
コンベンションでラスベガスにきたからには、
ついでに世界遺産のグランドキャニオンを見てみたい!
ホテル内でゆっくり仕事をして過ごしたい!
シルクドソレイユのショーは観たい!
日本から20時間もかけて(場所によっては24時間以上)やってきたからには、これだけは絶対に見たほうがいいよという3つをご紹介させて頂きます。
1. グランドキャニオン国立公園
ラスベガスからは片道陸路で約4時間30分、空路では約45分~60分で世界遺産でもあるグランドキャニオンに行くことができます。個人的にレンタカーで行きたい人は、ホテルにあるレンタカー会社や空港近くには大きなレンタカーがありますので、そちらをご利用下さい。
またレンタカーはちょっとめんどくさい、残りの仕事もあるから疲れるという人は、日本語のツアーや英語のツアーがラスベガスの主要ホテルから出発していますので、そちらに参加しても良いと思います!
2.シルクドソレイユの「O」
ベラージオホテルで行われている水のショーで、ラスベガスではこれを観ておくと土産話に困ることはありません。初めて見る人にもおススメですし、今まで何度が「O」を観たことがある人にもおススメです。観る席によってステージの見え方がまるで違います。以前3階席で観た時にはステージが上下する動きや水の中で働くダイバーさんの様子なども見ることができて感動しました。
3. フリーモントストリートのアーケード
テレビやYoutubeでもよく取り上げられているダウンタウンエリアにある電光ショー。
両脇には昔からあるホテルが軒を連ねていて、ショーの時間まではそちらでビールを飲んだり食事をしたりすることもできますよ。
今の時期は夕方6時から深夜2時まで1時間毎に行われていて、何と言っても無料なのにクオリティーが高いです。
時間によって掛かっている曲と映像が違いますので、何度か行ってみても楽しいですよ。
ちなみに今の時期はこのような曲が掛かっています!
6:00pm The Killers(ラスベガスのローカルバンド)
7:00pm Imagine Dragons
8:00pm Shakira
9:00pm MIXology (Premium Show)
10:00pm The Chainsmokers
11:00pm Steve Aoki
12:00am Shakira
1:00am MIXology (Premium Show)
2:00am Tiesto
まとめ
今回の記事では、2022年に行われたSEMA SHOWの様子、ラスベガスコンベンションセンターの事、イーロンマスクが進める地下道などを紹介させて頂きました。
ラスベガスは毎日どこかで大小のコンベンションが行われ、アメリカ国内はもとより世界中からお客様がやってきています。
コンベンションに参加する出展者はもちろんのこと、コンベンションやイベントが行われる期間は、例え大きな企業でなくても地元の人が行くようなレストラン、車のパーツ屋、面白そうなお店にもお客様がやってきていますので、その為には普段からの情報発信が大切なのではないかと感じています。
参考になれば幸いです。